街の記憶

大分 (1)2020年撮影

豊後国の中心・大分。城下町の近くに駅が置かれた大分の街は、駅前・商業地・ビジネス街・官庁街・歓楽街といった都市の要素が 小さい範囲にまとまる「コンパクトシティ」。直交街路に沿ってオフィスビルが整然と並ぶ様には大都市の風情を感じずにいられない。
有名建築家・磯崎新の出身地や南蛮文化発祥の地としての顔もある大分。観光的には、建築散歩や歴史散歩も捗りそうなもの。

駅北口(府内中央口)周辺

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大分駅。2015年にファッションビル・アミュプラザおおいたを中心とする複合施設「JRおおいたシティ」の開業と合わせて大幅に駅のリニューアルが行われ、立派な高架駅に。
1階部は土産店や飲食店の入る商業施設が改札前に展開されている。

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大分駅。とにかく立派。上層階に立体駐車場を配した構造は、どこか郊外のショッピングモールらしくもある。

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大屋根広場はイベントスペースとしても利用される模様。

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駅前広場。駅同様、木目やレンガの意匠をあしらわれた広々空間。

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北西側にはだいぶ広々とした歩行者広場も。銅像がいくつかある。

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駅東側。オフィスビルやホテルが中心。

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産業通り」は駅前を東西に縦貫する大通り。大分駅と中心市街地をわけている。

中央通り

大分駅前からほぼ真北に伸びる目抜き通り。昭和通りまで雑居ビルが立ち並ぶ。

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中央通りを北へ歩く。バスもたくさん通る主要な道路。

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左側(西側)の路地。中央通りの西側は概ね大分の中心市街地といった様子で、繁華街が広がっている。

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南側。バス停、オフィス、居酒屋、予備校。道の広さとビルの規模が「都市」の感じ。

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大分市唯一にして最強の百貨店・トキハ本店。トキハと書いて「ときわ」と読む。
2020年のこの時代、百貨店がかなりの活況で、老若男女問わず多くの人が往来する様子は東京近辺に住んでいるとちょっと不思議。

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トキハの前はスクランブル交差点。

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大分オーパはイオン系の商業施設。多くのオーパはファッションビルだが、ここに限っては「食」をテーマにした複合商業施設、という斬新な業態。商店街側からも入れる好立地だが、業績のほどやいかに。

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「赤レンガ館」。東京駅丸の内駅舎で知られる辰野金吾建築の、大分銀行(旧二十三銀行)の元本店ビル。観光化されている。

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中央通りの方はといえば、「赤レンガ通り」の名で一瞬だが歩道にアーケードが。ここはちょっと昭和っぽい。

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さらに中央通りを北進。徐々にビジネス街の色が濃くなってくる。

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大分銀行本店と、右は伊予銀行(愛媛)の支店。大分⇔愛媛の海路での結びつきの強さを感じられる風景。

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南側。

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昭和通り沿道は落ち着いたビジネス街。保険会社や銀行などのビルが整然と並ぶ。

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昭和通り交差点で東西の大動脈「昭和通り」と交わる。

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昭和通り交差点、北西方向。昭和通り西方向(繁華街)にはオフィスビルに混ざってホテルやカラオケ店も散見。

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北方向。もっぱらビジネス街の趣。

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損保会社や警察署が並ぶ。

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東方向。写真奥は府内城があり、周辺は官庁街。


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