岐阜 (1)2018年撮影
名古屋から快速電車で20分ちょっと、岐阜県岐阜市。
中心市街地は岐阜駅の北側から帯状に細長く伸びる。全体的に街のつくり・規模、あるいは繁華街の大きさといったものは新潟や静岡あたりの新興政令市のそれに近く、繊維業で発展を遂げた昔の日の栄華を感じさせられるダイナミズムがある。
岐阜のまちは、基幹産業や周辺人口の流入に支えられ大きくなり、しかし同時にすぐ近くにある大都市・名古屋の変化にも常に翻弄され続け…現在に至る。広大な中心市街地に散らばる諸要素は、今となってはレトロで「映え」そうなものも多い。
JR岐阜駅周辺
岐阜駅。構内は3層建てになっており、(3Fホーム、2F改札とコンコース、1Fコンコース)とにかく広い。
そして駅前広場がとにかく広い。スケール感。
平成な駅前に対して昭和なビル群、看板のひしめき方がすごい。
バス乗り場も広大。
岐阜駅の駅舎。 高架駅が壁のようにそびえる。新幹線駅っぽい。
岐阜といえば信長。金色で2階建ぐらいの巨大な像をおっ建てるほどには信長である。
ペデストリアンデッキの下は未来的な空間が広がる。
駅側は現代的都会的景観。
岐阜新聞の看板下から伸びるは金華橋通り。後述する長良橋通りとともに岐阜の街を南北に貫く大通りで、長良橋通りと比べるとオフィスビルやビジネスホテルが目立つ。
渋アーケードがかかってたり、かかってなかったり
「金華橋通り」の名は、ここから2km以上離れた長良川に架かる金華橋から。
駅の方を振り返る。ビジネス街。
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駅前に戻ってきて、今度は長良橋通りの方へ
余白全部に看板つけました、のようなビル。駅のホームに向かって広告をアピールしている。
この建物、この柱、この地で何年経ったのか。
向こうの方には、名鉄電車が見える。町の切れ目を覗いているようで、こちら向きは建物が低い。
駅から続く歩道橋から岐阜駅を眺めつつ、
駅から北東に伸びる長良橋通りを北へ。名鉄岐阜駅が見えてくる。
名鉄岐阜駅周辺
岐阜駅から北東へ進むと、程なくして名鉄岐阜駅へ。
こちらの方が中心市街地の「柳ヶ瀬」に若干だが近く、駅周辺自体も賑わいを見せている。
ガラス張りで綺麗な駅。昔は「新岐阜」を名乗っていた
駅の中はのんびりした雰囲気。 名古屋へ急ぐ人にとっては、時間のかからないJRの支持が高そう。
駅前の大通り。古めの雑居ビルに居酒屋が多い。この通りの奥には繊維問屋がひしめく一角があったりする。
名鉄岐阜駅前、写真奥が柳ヶ瀬の方。写真左側には、岐阜の地方銀行・十六銀行の重厚な本店ビルが構える。
同じ交差点の別アングル。人通り多め。建物の新陳代謝激しめ。
この角の空き地は、嘗て岐阜パルコがあった場所。
東方向。名鉄岐阜の駅ビル向かい側、居酒屋・カラオケ屋が多いがオフィスも目立つ
名鉄岐阜駅駅ビル。大規模なロフトが。
名鉄岐阜駅から長良橋通りを北へ、歩道には大きなアーケードがかかる。
それなりの人通りはありそう。
屋根は高く、歩道は広く。
この辺りは神田町と呼ぶらしい。
住田町周辺
岐阜駅北側、名鉄岐阜駅西側の一角には、 狭い範囲に多彩な店舗・事務所がひしめく。やはり居酒屋、飲み屋が多めか。
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名鉄岐阜駅前の交差点から、西へ進んでみる。
the・昭和感のあるアーケード。 しかし新しそうなコンビニもちゃんとあるあたり、人の流れはあるんだろうと。
渋ビル・渋アーケードを見たけりゃ、岐阜へ行け。 そう言いたくなるほど渋い建築、渋い構造物が多い。
歩道のタイルも時代。 "名古屋大都市圏"な雰囲気と、"地方都市・岐阜"としての雰囲気が混ざる。
名古屋圏を感じせる一枚
西へ進めば飲食の雑居ビルは減り、少々事務所が増える。建物も新しかったり落ち着いていたり
所変わってJR岐阜駅から北に抜ける道路沿い。概ね飲食店街。
たまに「繊維街」みたいな(左の)アーケードが顔を出したり。
岐阜の繊維業の盛衰を見るには、駅北側すぐへ。
奥のタワマンと手前の街並みのコントラスト。
右奥に「繊維ビル」が見える。
さて、この画像の中にいくつ「繊維」の文字が見えるだろうか?
とはいえ、営業している店舗は飲食店が多め。
少し歩くと小洒落た店構えのお店も散見される。
アーケードもある。迷路のような街並み。