南大沢5丁目2018年12月撮影
多摩ニュータウンの西端・八王子市南大沢5丁目地区は、多彩で特徴的な住戸を持つ公団住宅「ベルコリーヌ南大沢」などが立地するエリア。ニュータウンの15・21住区の生活拠点としてスーパーマーケット・郵便局を核とした近隣センターが設けられており、地域の中心になっている。
近隣センター
多摩ニュータウンでは、食品スーパーや歯科・学習塾など日常生活に必要な商店・施設を集めた「近隣センター」が各住区に1箇所ずつ設けられている。写真は南大沢5丁目に設けられた近隣センターの1つで、食品スーパー「三徳」やマツモトキヨシ、南大沢五丁目郵便局などの店舗がある。
建物の外観は南欧風に統一されており、ベルコリーヌ南大沢との統一感・一体感が印象的。
もともと「歩車分離の実現」が至上命題だった多摩ニュータウンでは、近隣センターもその多くが基本的に歩行者空間メインで設計されてきたが、この近隣センターはそれとは対照的に、むしろ自動車と歩行者が同一平面を移動するような導線設計になっているのが特徴的。
自動車で来訪しづらい近隣センターが、モータリゼーションの進行もあり集客難に陥っていることから、開発の特に遅かったこの南大沢5丁目センターの設計はそのように改められたのだとも言われる。
こちらの建物は、テナントの派手な意匠で少々覆われてしまっていた。
細かな案内表示も、凝った作りをしている。
近隣センターは"歩車融合"的な形だが、それ以外は南大沢でも基本的に歩車分離が徹底されている。写真は近隣センターと住区を結ぶ歩道橋。
近隣センターの東側には、1階層下がったところに歩道(ペデ)が伸びる。
宮上駐在所前交差点
南大沢の近隣センターは、この交差点に隣接している。
ベルコリーヌ南大沢の方角を望む。
16住区方面。ベルコリーヌと比べれば落ち着いた景観。
道路を挟んで三徳の反対側には、近年になってから大型ディスカウントストアが開業していた。