街の記憶

藤沢 (2)2020年撮影

駅南口〜オーケーの通り

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前ページでデッキから眺めたこの通り。

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地上に降りてみる。駅南のロータリーから伸びる通りとしてはダントツの人の多さ(体感)。
ディスカウントのオーケーまでの間は常に人通りが絶えず、撮影も一苦労。

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飲食店や遊興施設などが密集している。

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途中、「高座橋」と呼ばれる陸橋で国道467号を跨ぐ。この辺りは地形に高低差があり、この国道は低地から切り通しでこの付近を抜けてゆく。

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高座橋をわたり、オーケーの前へ。半端ない自転車の量、通りの人通りがここで切れることなどからその集客力が伺えるもの。

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建物が大きすぎて(そして道が狭すぎて)全体像を写しにくいオーケー、もとい「ジャンボスクエア(ジャンボビル)」。
もともとはオーケーと西友が共同で1970年ごろに出店、その後駅前にできたデパート「志澤」が西武になる際に(当時は西武流通Gだった)西友が店舗をそちらに統合する形でこのビルからは引き上げ、こちらはオーケーを核にいくつかの専門店が入る商業施設になった、という流れの模様。

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オーケーストア前の商店。高座橋(つまり467号線)より東側は生活感あるお店が中心となる。
ちなみにこの通り、この狭さで小型の路線バスが通る。(驚愕)

南口本通り周辺

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この通りがロータリーに差し掛かる前の「藤沢駅南口」横断歩道。そこそこ人通りがある。

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冒頭の通りほどの込み入った感じは無い(道も広いし)が、こちらもなかなかに人通はあるようで、 ファストフードチェーン店やカラオケ屋が軒を連ねている。
写真からは伝わりづらいが、緩い下り坂になっており、低いところをぬける国道467号に繋がっている。

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写真左の新そうな高層マンションは元々「藤沢西武店」があったところ。元々は地場系のデパート「志澤」が1974年ごろ開業し、その後本体の経営が危うくなり西武になったという経緯。西武は1998年に撤退している。

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ドン・キホーテ藤沢南口店。もともとは衣料品店のパシオス(田原屋)が営業していたが2015年ごろに閉店、その跡地に入居している。藤沢駅南口は本当に1970年代の物件が多く、往時の商業集積の強さを感じざるを得ない。

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さらに進む。街路樹があり、ロータリーにしか繋がらないことゆえの通過交通の少なさもあって交通量は少なく、車道は落ち着いている。

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さらに奥。「南藤沢」交差点でR467と交わる。東京電力の支店などオフィスビルも若干集まっている。

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南口本通りの南側一帯は繁華街らしくなっている。路地へ。

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2〜4階建てほどのこじんまりしたビルが立ち並び、ぽつりぽつりと居酒屋などが並んでいる。

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大通りに面する側には高い建物も。

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路地裏にはこんな「飲食街」も。

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東西方向にいくつか路地が伸びており、こちらも飲み屋街といった風情。

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↑に並行する通り。若干の坂と緩いカーブが景色に彩りを添えている。

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同じ通りの反対側から撮影。都会の路地裏たる雰囲気。

ファミリー通り周辺

駅から真南に伸びる商店街。電柱地中化などのモール化工事がなされている。

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写真右は小田急湘南GATEのビル。冒頭2つの通りと比べると猥雑さが薄い印象がある。

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古くから東海道藤沢宿から江島神社への連絡路だった「江ノ島道」をトレースする通りとだけあって、古そうな建物もちらほら。

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駅の方を振り返って。

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少し進むと「ファミリー通り」なるそのまんまな交差点名。

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さらに進む。

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こじんまりとした飲食店、雑貨店が点在。住宅も目立ってくる。

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北方向(駅の方向)。ビックカメラまで見渡せる。

国道467号沿い(市民会館〜南藤沢交差点)

ファミリー通りに直交する路地を東へ(国道467号や奥田公園の方へ)進む。

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コインパーキングあり、クレーンはマンションを作っているのだろうか。職住入り混じるエリア。

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国道467号との交点あたりに商業施設の集積が。
右側はイトーヨーカドー藤沢店(1974年)、左側は「ホテル法華クラブ」で、低層部には専門店街の「エスタ」がある。

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ヨーカドーのエントランス。吹き抜けの豪華な作りで、デパートらしさもある。

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細い道を東へ進み、国道467号に出る。

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467号線からのホテル法華クラブ。飲食店や服飾雑貨の店が入居、それなりの専門店街を形成している。

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道を挟んで南側のヨーカドー。かなりの大型店。
ヨーカドーを取り囲むようにペデストリアンデッキがあり、市民会館や奥田公園などの文化ゾーンとを繋いでいる。

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写真左奥が奥田公園、右奥の白い建物が藤沢市民会館
1968年に完成、近年は老朽化が進行し、建て替えが決まっている。

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「奥田公園」交差点から国道467号の江ノ島方面。藤沢〜大和エリアの南北交通の軸で、キャパシティ以上の交通量が状態化している。

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反対側の藤沢駅方面。冒頭で見たオーケーストアも見える。
もともとはこの国道467号、現在のファミリー通りである江ノ島道をバイパスするように作られた道。その沿道にであるこのヨーカドーや奥田公園の周辺は、道の開通当初は一面田畑が広がっていたようで、1970年代の区画整理の進行に伴い住宅やビルの集積が進んだという経緯があり、街路や街区の広さ・建物の新しさなどにそれが現れている。

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467の東側では建物の解体、マンションの建設が進んでいた。
ここはもともと東急ハンズの一号店である藤沢店などが入居していた藤沢プラザがあった場所。 東急ハンズの撤退後もユニクロやアニメイトなどが入居するテナントビルとして営業していたようだが、近年営業を終了した。

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国道に降り、北上する。

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建設現場近くの団地群。
70年代の区画整理事業では商業・業務地区だけでなく住宅地区の整備も事業の目的に含まれていたため、市民会館周辺の一帯は部分的にニュータウン的な開発がなされている。

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独特な意匠の団地群。

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467を北へ。この辺りは業務地区らしい。

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南口本通りと交わる「南藤沢」交差点へ。

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南藤沢交差点から南方向。マンションは新築も目立ち、再開発の萌芽が。

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西方向(南口本通り)。国道沿いと比べると繁華街らしさがある。

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国道はさらに北へ。

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東海道線の向こう側には藤沢市役所。2017年に竣工した新築物件。


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