街の記憶

藤沢 (3)2020年撮影

駅周辺

画像

藤沢駅北口。駅舎の西側(写真右側)には1987年にオープンしたルミネが隣接、角にRの効いた丸っこい建物。

画像

ルミネのサインの下には「PLAZA」が取り外された跡。調べると当初は「ルミネプラザ」として開業した、との記述を複数発見。
いつどのようなタイミングで取り外され、呼称が「ルミネプラザ」から「ルミネ」に変化したのだろうか……

画像 画像

駅前は南口と同様ペデストリアンデッキが広がる。回廊状の南口と比べると、こちらは2つの商業施設の間にあるバスターミナルを覆うように面的に展開されていて、芝生広場やイベントスペースなどがあり滞留を前提とした構造。

画像

さいか屋藤沢店(とサンパール専門店街)。1965年に藤沢に進出したさいか屋、当初は現在のビックカメラがある建物に入っていたが、1978年に北口の再開発で誕生したこの「サンパール」ビルのキーテナントとして入居することになり、移転。
当初は高島屋が来るといった話もあったようだが、頓挫している。

画像

西に控えるさいか屋の反対、東側にあるはビックカメラ藤沢店。建物の年季の入り方からもわかるが、1965年築の藤沢駅前では古参の物件で、前述の通り当初はさいか屋藤沢店の建物として使われ、さいか屋の移転後は丸井藤沢店が1979年から2006年まで営業していた。

画像

デッキを北に進むと、東西の通り「柳通り」に至る。
写真は東方向(市役所や郵便局がある方向)の図で、オフィスが集積している様子がわかる。

画像

北側。再開発が進んでおり、新そうなマンションやビルが建ち並んでいる。

画像

柳通りの西側。ゆるくカーブした先は「銀座通り」に接続している。

銀座通り周辺

藤沢駅北側の主要商店街。駅から北西に伸び、南口再開発が始まる以前より商店が集積していた。

画像

駅から北西に伸びる、さいか屋の南西側の遊歩道。デッキからエスカレーターで降り、直進していると銀座通りに接続される構造。

画像

「銀座通り」交差点。写真左奥が銀座通り。
中小の雑居びるが道路沿いにずらっと並んでいる。

画像

同じ交差点の反対方向。鋭角なさいか屋の建物が目立つ。

画像

銀座通り。古い商店街らしく、対面通行の道路に沿道の商店に街路灯にと様々な要素が凝縮された景観が広がる。

画像

地形に沿った緩やかなカーブを描く街路と、そこに様々な年代・様々な大きさのビルが建ち並ぶ様子。区画整理で真っ直ぐな街路が多く、同時期に建設されたであろうビルが多い南口側と比べると対照的。

画像

藤沢銀座の昔の姿が展示(?)されている。

画像

ダイエー藤沢店は2階建て?で普段使いのスーパー。もともとは1974年に開業した大型の総合スーパーとしてのダイエーが営業していたが、2010年に閉店、建て替えでダウンサイジングされ現在の姿に。

画像

また銀座通りからは無数の露地が伸び、迷路のような土地になっている。

画像

飲食店や喫茶店も。またこの近くにはかつて遊郭があり、そちらも大層賑わったとか。

画像

駅から400mほど進むと沿道は商店から住宅優勢に。

遊行通り周辺

藤沢の旧市街の中心にあった「遊行寺」に由来し、古くは江ノ島道のルートをトレースする歴史ある通り。

画像

遊行通りは藤沢駅北口、ビックカメラの裏(東側)から始まる。

画像

電柱は地中化、街路もお洒落に舗装され、同じく江ノ島道に由来する南口のファミリー通りとも似た印象。

画像

銀座通りに比べると落ち着いた印象を受ける。

画像

駅側。中華屋や印刷屋など、地域の暮らしに根差したお店が多そう。

画像

「遊行ロータリー」交差点で国道467号に合流、北上すると藤沢宿へ。
ファミマの看板が黒っぽいのは、歴史的な宿場の景観配慮ゆえか。

主な参考サイト(いずれも2020年6月閲覧)

藤沢391街区とは - Fujisawa391
https://fujisawa391.jimdofree.com/%E8%97%A4%E6%B2%A2391%E8%A1%97%E5%8C%BA%E3%81%A8%E3%81%AF/
市民会館の再整備に向けた検討状況|藤沢市
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/c-hall/kyoiku/bunka/saiseibi/saiseibi.html
藤沢市歴史年表(藤沢市文書館)
http://digital.city.fujisawa.kanagawa.jp/introduction/history/list.php


この街のタグ

周辺の街並み画像